Eclipse 2018-12(Eclipse 4.10)の開発環境構築|Pleiades All in One 最新版


Pleiades All in One(Eclipse 2018-12)について


Eclipse 2018-12は、2018年12月20日にリリースされたEclipseです。

今回は、このEclipse 2018-12がパッケージングされたPleiades All in Oneをダウンロードして、Eclipse 2018-12を利用する方法について、紹介します。

Pleiades All in Oneとは、

・Eclipse本体
・Pleiadesプラグイン(日本語化ツール)
・プログラミング言語別に便利なプラグイン

をまとめたパッケージです。

動作環境

Pleiades All in One(Eclipse 2018-12)は、以下の環境で動作します。

・OS

Windows 64bit
macOS 64bit

※Eclipse 2018-12は、32bit版がなく、64bit版のみ

・JAVA(Eclipse実行用)

Java 8以降(64bit版)

Eclipse実行環境 - eclipse.org(Eclipse Foundation)

開発環境を構築

開発環境

ここでは、以下の開発環境を構築します。

・OS

Windows10 64bit

・Pleiades All in One(Eclipse 2018-12)

Windows 64bit
Full Edition Javaパッケージ

*Full Editionの場合、Eclipse実行用のJAVAが付属されているため、JAVAのインストールや環境変数の設定は不要、かつ、Eclipseをダウンロードして起動するだけで、すぐに日本語化されたEclipseを利用可能

*JavaパッケージはJava開発者向けのパッケージ

・JAVA(Eclipse実行用)

java version 1.8.0_192(windows-x64)

※Full Editionに付属されているEclipse実行用のJAVA


構築手順 インストール - Pleiades All in One(Eclipse 2018-12)


Pleiades All in One(Eclipse 2018-12)のインストールは、Pleiades All in One(Eclipse 2018-12)をダウンロードして、ダウンロードしたファイル(圧縮ファイル)を展開(解凍)するだけなので、とても簡単です。

まず、Pleiades All in One(Eclipse 2018-12)をダウンロードします。

Pleiades All in Oneダウンロード - MergeDoc Project




・ダウンロードしたファイル
pleiades-2018-12-java-win-64bit-jre_20181224.zip


次に、ダウンロードしたファイルを右クリック→「すべて展開」をクリックして、任意の場所に展開します。わたしは、「C:\pleiades_201812_j」直下に展開しました。(展開する場合、下記の注意事項を参照)

これで、Pleiades All in One(Eclipse 2018-12)のインストールは完了です。

起動 - Eclipse 2018-12

インストールしたPleiades All in One(Eclipse 2018-12)の以下ディレクトリ内にある「eclipse.exe」を実行します。

・ディレクトリ
C:\pleiades_201812_j\pleiades\eclipse

ワークスペースを指定して、「起動」ボタンをクリックすると、Pleiades All in One(Eclipse 2018-12)が起動します。





簡単なプログラムの作成・実行

ここでは、コンソールに「Hello World!」を出力する簡単なプログラムを作成して、実行します。


プロジェクト作成

「ファイル」→「新規」→「Java プロジェクト」を選択します。プロジェクト名に「test」を入力して、「完了」ポタンをクリックすると、「test」プロジェクトが作成されます。






パッケージ作成

作成したプロジェクトを右クリック→「新規」→「パッケージ」を選択します。パッケージの名前を入力して、「完了」ポタンをクリックすると、パッケージが作成されます。






クラス作成・コーディング

作成したパッケージを右クリック→「新規」→「クラス」を選択します。クラスの名前に「HelloWorld」を入力して、「完了」ポタンをクリックすると、「HelloWorld.java」が作成されます。





「HelloWorld.java」をクリックして、ソースを編集します。



・ソース内容
package com.hw;

public class HelloWorld {
    public static void main(String args[]) {
        System.out.println("Hello World!");
    }
}

プログラム実行

作成したクラスを右クリック→「実行」→「Javaアプリケーション」を選択して、プログラムを実行すると、コーンソールに「Hello World!」が表示されます。





注意事項

Pleiades All in Oneの解凍について

・配置場所

Windowsの場合、ダウンロードしたPleiades All in Oneをドライブ直下などの浅いパスに解凍して、Windowsのパスの長さ制限を超えないようにする。また、Program Files、デスクトップ、ダウンロードなどアクセス制限があったり、パスに空白・日本語が含まれる可能性がある場所は、正常に動作しない可能性があるため、配置しないようにします。

・解凍方法

ダウンロードしたPleiades All in Oneの解凍する方法は、Windowsエクスプローラーから右クリックして「すべて展開」する方法が一番安全です。他の解凍方法では、解凍時に問題があってもエラーが発生しないようなこともあります。


エンコーディングについて

Windows標準のEclipse のエンコーディングはMS932ですが、Pleiades All in One 3.4 以降ではデフォルトで UTF-8 に統一されています。

Pleiades All in One 注意事項 - MergeDoc Project

メモ

はじめは、Pleiades All in OneのFull Edition Ultimateパッケージを使用することを考え、

Ultimateパッケージをダウンロードして使用してみましたが、わたしが使用しているPCの性能では、めちゃくちゃ重く、動作が鈍かったですので、今回は、Javaパッケージを使用することにしました。



Ultimateパッケージは、すべてのパッケージを統合したものであり、高機能ですが、重いため、PCの性能によっては、動作が遅くて、使用しづらいです。


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