Windows 10 | Windows Update をして、更新プログラム KB5006670 をインストールすると、リモートデスクトップ接続できなくなった場合の対応方法について


Windows 10 で Windows Update をして、更新プログラム KB5006670 をインストールすると、Windows 10 の PC からリモート先の PC にリモートデスクトップ接続できなくなりました。


環境

Windows 10 バージョン 21H1

原因

Windows の更新プログラムに問題があり、Microsoft のバグでした。( 2021/10/18 時点では修正対応中とのことです )


KB5005611 以降の更新プログラムをインストールすると、スマートカード認証を使用するときに認証が失敗することがあります 。例えば、リモートデスクトップ接続時に資格情報の認証( PIN 認証や顔認証など )で「お使いの資格情報は機能しませんでした」や「新しい資格情報を入力してください」や「ログイン試行が失敗しました」がメッセージ表示されて、認証できなくなることがあります。

対応方法

この問題は、 既知の問題のロールバック (KIR) を使用して解決しました。

下記 1 ~ 6 を実施して対応できました。


1. 下記のサイトからマイクロソフトが提供しているポリシー定義MSIファイル「Windows 10 (2004, 20H2 & 21H1) Known Issue Rollback 101521 01.msi」(リンク「Windows 10, version 2004, Windows 10, version 20H2 and Windows 10, version 21H1」をクリックしてダウンロード)をローカル PC にダウンロードします。


Smartcard authentication might fail when attempting to connect using Remote Desktop


2. ダウンロードした msi ファイルを実行して、KIRポリシー定義を管理用テンプレートにインストールします。


3. ローカル PC でローカルグループポリシーエディタをひらきます。


4. ローカルコンピューターポリシー > コンピューターの構成 > 管理用テンプレート > KB ####### Issue XXX Rollback > Windows 10, version ####

を選択します。


5. KB ####### Issue XXX Rollback を右クリックして、「編集」をクリックして、「無効」を選択し、「適用」>「OK」をクリックします。


6. ローカル PC を再起動します。


Using Group Policy to apply a KIR to a single device


補足

KIRは、セキュリティ以外のWindowsUpdateリリースの一部として適用された特定の変更をロールバックします。そのリリースの一部として行われた他のすべての変更はそのまま残ります。


このテクノロジを使用すると、Windows Updateによってリグレッションやその他の問題が発生した場合でも、更新プログラム全体をアンインストールして、システムを最後の既知の正常な構成に戻す必要はありません。問題の原因となった変更のみをロールバックします。このロールバックは一時的なものです。 


※Microsoftが問題を修正する新しい更新プログラムをリリースした後、ロールバックは不要になります。


参考

リモート デスクトップを使用して接続しようとすると、スマートカード認証が失敗する可能性があります




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